近年の気候変動は様々な健康被害をもたらします。今年は4月下旬より急激な気温の上昇と昼夜の温度差などもあり、また早い台風の襲来や梅雨の時期も相まってエアコンが早い時期から稼働しているご家庭も少なくないかと思います。また車中においても花粉の時期よりのエアコンの稼働が行われていることでしょう。
この時期におきやすいのが高温多湿でのカビ等の発生とその他の原因物質に曝露して発症する「夏型過敏性肺炎」です。カビ等を抗原とする急性、慢性の肺炎で、急性は抗原に触れてから数時間で発症し、発熱や悪寒、喘鳴、胸の痛みなどが現れます。また食欲不振や嘔吐を伴うこともあります。低濃度の抗原に長期間接することによって慢性になってしまうと数か月から数年にかけて、作業動作後の呼吸困難、湿性咳嗽、疲労感や体重減少が起きることがあります。
過敏性肺炎を防ぐには
- エアコンの本格稼働前に細部まで清掃を行う(できれば専門業者に依頼)
- 換気を良くしカビの発生源となるものを除去する
- マスクの着用など外部からの吸入を避ける
- 鳥(ペットや羽毛布団など)が原因となることがあるので別の部屋に移す
これらに限らずちょっと普段とは違う感じを自覚、もしくはお子さんの様子に気づかれましたら早めの受診をお勧めいたします。
